粕谷祐子研究会
慶應義塾大学 法学部政治学科
途上国比較政治学
研究会要項
発展途上国と括られる諸国の政治は非常に多彩ではありますが、その一方、先進国との対比において発展途上国は共通してもつ政治的課題が存在しています。
本研究会では、このような発展途上国地域における共通の政治的課題を理論的観点から検討します。
地域研究が主とする特定地域の固有性の探究や開発問題、具体的には途上国の貧困改善をどう改善することができるのか、という政治学分野の領域を超えた問題は本研究会の主眼ではありません。
本研究会の目的
本研究会では、ゼミ生が以下の目的を達成すべく活動しております。
1、途上国政治研究において、何が問題になっているのか、どのような理論(因果関係に関する知見)が蓄積されているのかを理解し、途上国政治研究の全体像を把握する。
2、アカデミックな問いの立て方、議論の仕方を身につける。
3、現実に起こっている現象に対し、理論を応用して分析できるようになる。(最終目標は自分で仮説・理論を作れるようになる。)
4自分の興味のあるトピックについて独自に探究するスキルを身につける。
5プレゼンテーション+論文を書くスキルを伸ばす。
以上の目的を達成するために、春学期では、途上国が抱える政治的問題の把握と文献精読、ディスカッションを行います。
秋学期では、ゼミ生各個人が選択したトピックに対し、自主研究と報告を行い、レポート作成を行います。
研究会活動内容・時間
活動時間(2015年時春学期内容)
3年生:3~5限(本ゼミ5限)
4年生:3~4限(本ゼミ4限)
(サブゼミ:3限)
サブゼミ活動内容
・隔週で担当者が事前決定された途上国国家の政治・経済について調査しまとめ、サブゼミ時に配布する。
ゼミ生は各グループに分かれ、配布された資料を基にリサーチクエスチョン(RQ)を作成する。
次週、各班ごとに設定したRQを発表する。(仮説、仮説のロジック、データ、結論)
本ゼミ活動内容
3年生:
指定教科書、先行研究を各自事前に熟読し、担当者が該当週に担当項目に関してRQを作成しグループディスカッション、その後発表し教授からのフィードバックを行う。
2~3週間の間隔でショートレポート提出
4年生:
卒論構想発表の後、グループディスカッションとフィードバックを行う。